「多文化共生社会の総合政策研究」プロジェクト 分科会2 「多文化共生の人文学的基礎」活動報告

【日  時】2020年12月5日(土) 第1部:13:00~15:00 第2部:15:10~16:50
【場  所】オンライン

第1部:「アメリカの連邦議会襲撃事件を受けての考察」
【分  類】「社会的事象についての議論」


【話題提供】椎橋一樹 山内勇人


【参加者】仁科薫 石綿寛 金恩愛 椎橋一樹 森田聡 山内勇人


【内  容】
米国における1月6日の連邦議会襲撃の内容を椎橋が資料で共有すると共に、山内さんが
議論の論点を提供した。その上で、米国で何が行われているかについてそれぞれ情報交換
を行った。その上で、この事件への諸外国の対応の違いや、その背景にある国際関係につ
いて考察した。中にはミャンマーのクーデターの話などの話題も上がり、それぞれの見地
から社会的事情についての議論を行った。更には、これらの事情について私たちの日常生
活に置き換えた時、どのような意味を持つのか、議論を重ねた。

第2部:「今日における育児期の社会的ネットワーク構築支援の課題について」
【分  類】「研究報告」

【報告者】仁科薫

【参加者】石綿寛 金恩愛 椎橋一樹 仁科薫 森田聡 山内勇人 横山彰

【内  容】
 育児期の親と子の社会的ネットワークの現状、そしてネットワーク構築のための支援が
内包する課題について報告を行った。それに対して、父親の役割や父親に対する支援など
、報告者の議論では掘り下げられていない部分や、報告者の考える望ましい状態や先行研
究、強調したい論点などについての提示の仕方について指摘がなされ、活発な対話が行わ
れた。

以上

「多文化共生社会の総合政策研究」プロジェクト 分科会2 「多文化共生の人文学的基礎」活動報告 

【日  時】2021年1月17日(日) 15:00~16:50

【場  所】オンライン

【分  類】「研究報告」

【タイトル】「『人文学』の曖昧さについて」

【報告者】山内勇人

【参加者】石綿寛 金恩愛 椎橋一樹 仁科薫 森田聡 山内勇人 横山彰

【内  容】
 現代社会における人文学の役割を再考するという報告者の研究の一部として、現代日本社会における人文学の曖昧について報告がなされた。人文学は「研究の対象」「目標」「方法論」「評価の特殊性」から定義される場合があるが、例えば人文学の目的として「人間本性の反省」が掲げられたとしても、人間本性を所与とするのか否か、あるいは「反省」とは何を意味しているのか等、構成要素そのものが曖昧さを孕んでいることが指摘された。報告の中では、人文学とその他を分けるものとして、対象等ではなく「知識に対する態度」という視点があることも紹介されたが、それが従来のフマニタスとしての態度の再生産となる可能性についても指摘された。
 報告後、人文学の役割の再興という試みと今回の報告との関係性をはじめ、報告の中での概念の説明不足に対する指摘、今後の方向性等について活発な質疑応答がなされた。

以上

「多文化共生社会の総合政策研究」プロジェクト 第5回公開研究会報告

開催日:2020年12月19日(土)13:00~15:30

場所:オンライン

研究会概要:「共生と共感」をテーマに横山彰氏にご報告をいただいた。その後行った全体討論では、活発な議論が交わされた(講演のタイトルをクリックすると資料が表示されます)。

報告者:横山彰(中央大学名誉教授、総合政策フォーラム代表理事)

報告:「共生と共感」

「多文化共生社会の総合政策研究」プロジェクト 分科会2「多文化共生の人文学的基礎」活動報告

【日  時】2020年12月5日(土) 第1部:13:00~14:35 第2部:14:45~16:20

【場  所】オンライン

第1部:「現代地域スポーツ政策における住民参加の思想的背景」

【分 類】「研究報告」

【報告者】石綿寛

【参加者】石綿寛 金恩愛 椎橋一樹 仁科薫 森田聡 山内勇人 横山彰

【内 容】
 現代地域スポーツ政策の政策実現手段である住民参加を論点として発表をした。スポーツ政策への住民参加は、地域住民の健康の実現や地域の活性化を達成するための手段として積極的に採用されていると言われている。一方でこのような住民参加には、地域の公共性を実現する手段として期待の声がある一方で、住民の行政への施策への動員ではないかという批判もある。地域コミュニティの衰退が議論される現在において住民参加がスポーツ政策の手段として導入された思想的背景を論じることの重要性を論点として提示した。
 発表に対する質疑で示された主要な論点は、以下の点である。住民参加の内実を明確にする必要があること。スポーツ政策における住民参加という政策手段の採用が誰にとってどのような意味で問題となるのかということ。地域のラジオ体操やスポーツクラブの活動など住民参加を通じた地域スポーツ活動は地域住民の福利厚生に貢献しているのではないかということ。スポーツ政策をどのようなものとして論じるのかという立場を明確にする必要があるのではないかということ。上からのスポーツ政策に対してどの局面が問題となるのかを明確に示す必要があるのではないかということ。住民参加政策・現代スポーツ政策・現代スポーツ政策+住民参加政策という3つの論点が混在されているのではないかということ。

第2部:「日本学術会議をめぐる議論からの「共生」論への示唆」

【分 類】「社会的事象についての議論」

【話題提供】山内勇人

【参加者】石綿寛 金恩愛 椎橋一樹 仁科薫 森田聡 山内勇人

【内 容】
 菅首相による学術会議任命拒否問題を「学問の自由」という観点からだけではなく、巷にある「税金をもらっているのだから『国益』にかなう研究をせよ」という要請、すなわち「お金と学問」という点を含めて考察することが重要ではないか、との問題提起がなされた。それに対して「学問や専門家の社会的な位置づけ」「より広い文脈を見ることの重要性」などの点から議論が出され活発な意見交換が行われた。

以上

「多文化共生社会の総合政策研究」プロジェクト 第4回公開研究会報告 

開催日:2020年11月21日(土)13:00~15:15

場所:オンライン

研究会概要:「共生の思想と実践:渋沢栄一」をテーマに木村昌人氏にご報告いただいた。その後行った全体討論では、活発な議論が行われた(講演のタイトルをクリックすると資料が表示されます)。

報告者:木村昌人(関西大学客員教授、総合政策フォーラム客員研究員)

 報告:「共生の思想と実践:渋沢栄一」

研究プロジェクト「多文化共生社会の総合政策研究」第5回公開研究会「共生と共感」のお知らせ(12月19日開催)

総務省に「多文化共生の推進に関する研究会」が2005年6月に設置されてから、公共・地域の取り組みは14年以上が経過しました。2018年12月には外国人労働者受け入れのための新たな在留資格「特定技能」が創設され、あわせて「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」が策定されるなど、日本における多文化共生をめぐる状況は大きな変化の中にあります。

本研究プロジェクトでは日本の多文化共生の現状や課題を考えるべく、今回は「共生と共感」をテーマに公開研究会を行います。皆様のご参加をお待ちいたします。

日時:2020年12月19日(土)13:00~14:15

場所:オンライン

使用WEB会議サービス名:Zoom

プログラム

13:00~13:05 開会挨拶

 横山彰(中央大学名誉教授 総合政策フォーラム代表理事)

13:05~13:45 報告「共生と共感」

 横山彰(中央大学名誉教授 総合政策フォーラム代表理事)

13:45~14:15 質疑応答・討論

参加費:無料

参加申込こちらからお申込みください

(受付回答無し 先着40名)

申込締切:2020年12月16日(水)19:00

問い合わせ:上記申込フォームの自由記述欄にてお願いします。

*申込者には、12月17日に参加URLをお知らせします。

*返信までお時間をいただく場合があります。予めご了承ください。

以上

「多文化共生社会の総合政策研究」第3回公開研究会報告

開催日:2020年10月31日(土) 13:00~15:00

場所:オンライン

研究会概要:「多文化共生と農業」の共通テーマの元、下記の2名にご報告いただいた。その後行った全体討論では、活発な議論が行われた(各講演のタイトルをクリックすると各資料が表示されます)。

報告者1:杉浦未希子(上智大学グローバル教育センター准教授、総合政策フォーラム客員研究員)

 報告1:「多文化共生における『農』の可能性」

   参考資料「新・田舎人」(全国美土里ネット 2018年9月号巻頭言)

報告者2:元杉昭男(元東京農業大学客員教授、元農林水産省中国四国農政局長、総合政策フォーラム顧問)

 報告2:「水争いの調整技術と社会的文化的背景」

研究プロジェクト「多文化共生社会の総合政策研究」第4回 公開研究会「共生の思想と実践:渋沢栄一」のお知らせ(11月21日開催)

総務省に「多文化共生の推進に関する研究会」が2005年6月に設置されてから、公共・地域の取り組みは14年以上が経過しました。2018年12月には外国人労働者受け入れのための新たな在留資格「特定技能」が創設され、あわせて「外国人材の受入れ・共生のための総合的対応策」が策定されるなど、日本における多文化共生をめぐる状況は大きな変化の中にあります。

本研究プロジェクトでは日本の多文化共生の現状や課題を考えるべく、今回は「共生の思想と実践:渋沢栄一」をテーマに公開研究会を行います。皆様のご参加をお持ちいたします。

日時:2020年11月21日(土) 13:00~

場所:オンライン

使用web会議サービス名:zoom

プログラム

13:00~13:05 開会挨拶

 横山彰 (中央大学名誉教授 総合政策フォーラム代表理事)

13:05~13:45 報告1 「共生の思想と実践:渋沢栄一」

 木村昌人 (関西大学客員教授 総合政策フォーラム客員研究員)

13:45~14:15 質疑応答・討論

参加費:無料

参加申込こちらからお申し込みください。 

(受付回答無し 先着40名)

申込締切 2020年11月18日(水)19:00

問い合わせ:上記申込フォームの自由記述欄にてお願いします。

*申込者には、11月19日に参加URLをお知らせします。

*返信までお時間をいただく場合があります。予めご了承ください。

以上

新型コロナウィルス感染症の拡大予防による「多文化共生社会の総合政策研究」プロジェクト活動休止について

連日の報道等にて皆様ご承知のことと思いますが、新型コロナウィルス感染症が拡大しております。この状況に鑑み「多文化共生社会の総合政策研究」プロジェクトの研究会は、当面のところ休止といたします。今後の研究会開催につきましては、新型コロナウィルス感染症の動向を見つつ判断の上、HP等にてご連絡いたします。

「多文化共生社会の総合政策研究」プロジェクト

横山彰・山内勇人

研究プロジェクト「多文化共生社会の総合政策研究」第3回公開研究会「多文化共生と農業」(2月22日開催)延期のお知らせ

2020年2月21日

研究プロジェクト「多文化共生社会の総合政策研究」第3回公開研究会「多文化共生と農業」(2月22日開催)延期のお知らせ

2月22日の公開研究会は、新型コロナウイルス感染症予防の観点から、報告者ともご相談のうえ延期いたします。今後の日程などは、改めてご案内いたします。